■ストーリー
『厳正なる選考の結果、誠に残念ではございますが……』
「はあ……。またダメだった……」
主人公・赤沢かれんは就活連敗中の大学生。
連日の不採用通知に凹みまくり、もともと希薄な自信はへし折られ、涙にかき暮れていたある日……。
愛用の抱き枕から飛び出した萌えキャラ・オウジ様が朗報をもたらした。
「これはただの眼鏡じゃない。『魔法の眼鏡』だ。
これをかけるだけで、『理想の自分』に早変わりというわけさ」
おとぎの世界からやってきたという素敵なオウジ様が手渡したのは、何の変哲もない赤い眼鏡。
頭すっきり、自信バリ湧き、見た目もメリハリの効いたデキる女に大変身!
「これさえあれば、内定祭りだ」
大興奮で鼻息荒く意気込むかれんだったが、そこまでうまい話があるわけもなく……。
眼鏡を永久に自分のものにするには、狂ったおとぎの世界を正すことが条件だとオウジ様は言う。
内定をとるため、二つ返事で条件をのんだ主人公は、
眼鏡があれば楽勝とばかり、おとぎの世界へ足を踏み入れる。
だが、そこは常識の通じない曲者揃いの、異常な世界だった!
魔性眼鏡
