【女性向け作品】
鏡を通り抜けたら、そこは全てがあべこべな世界でした――
貴方は気がつくと、真っ黒な世界をさ迷っていました。
貴方には記憶がありません。
自分が何者なのかも、名前すらも分かりません。
真っ黒な世界は貴方以外誰一人としておらず、貴方は不安と淋しさで胸がいっぱいになります。
そんな時、貴方は一人の少年と出会います。
輝く金色の髪に美しい碧眼を持つ少年の名は「アリス」。
「アリス」は貴方を見るなり、貴方を「ありす」と呼びます。
どうやら、彼も記憶を失っており、「アリス」という名前以外、何も思い出せないようです。
困った貴方は、嫌がる「アリス」を連れ、再び世界をさ迷います。
やがて、貴方とアリスは水晶で出来た大きな大きな鏡を見つけます。
鏡の中は、和と洋が混じり合った大正時代の様な世界で、貴方は不思議と懐かしさを覚えます。
そうして、貴方とアリスが鏡を覗き込んでいると、通り抜けて鏡の国へと入り込んでしまいます。
鏡の国では、性別が逆転した童話のキャラクターが貴方を『ヒロイン』として迎えます。
鏡の国で各童話の『ヒロイン』となった貴方は、
ちょっぴり不思議で歪な物語をちょっぴり歪んだ童話の主人公たちと紡ぐことになります。
果たして、この物語の行く末はどうなってしまうのでしょう?
epilogue
●アリス編
貴方は気がつくと、何もない真っ暗な世界を彷徨っていました。
貴方には記憶がありません。
自分が何者なのかも、名前すらも分かりません。
真っ黒な世界に一人ぼっちの貴方は不安と淋しさで胸がいっぱいになりました。
そんな時、貴方の目の前に一人の少年が現れました。
輝く金色の髪に美しい碧眼を持つ少年は一人ぼっちの貴方に手を差し伸べてくれました。
彼は貴方のことを「ありす」と呼びかけました。
何も知らない貴方のことを知っている彼に名前を尋ねてみるものの、何故か答えてくれません。
それどころか、彼は貴方の手を離し、突然走り出してしまいました。
「待って!」
追いかける貴方に彼は言いました。
「教えて欲しければ、僕を捕まえてみろ!」
そうして、彼は水晶の鏡を通り抜けていきました。
彼を追って、貴方も鏡を通り抜けると、そこは全てがあべこべな世界でした。
鏡の国では、性別が逆転した童話のキャラクターが貴方を『ヒロイン』として迎えます。
戸惑う貴方の前に再び金髪の少年が現れ、貴方を嘲笑うかの様に次々と鏡を通り抜けていきます。
果たして、この物語の行く末はどうなってしまうのでしょう?
【一般作品】 大正×対称アリス epilogue
