ボイス・ASMR いつも私について回っていた可愛い『あの子』が本当は私を欲しがって欲しがって壊れそうになっていた欲望まみれの『男』だった件について
_ごめんね…こうやって手に入れるしか僕には方法がないからさ…。だって手加減してたら姉さんは他に行っちゃう。現に知らない男とずーっと連絡取ってたもんね?気付いてないとでも思ってた? 気付いてるよずっと!姉さん姉さんって…ずっと思って、愛して、そうやって今日まで生きてきたんだからさ…。今日からは僕が姉さんのナカに、頭に、心に、僕のこと植え付けて、離れられなくして、そうやって二人で生きていくの。分かるよね?分かるよね⁉実家暮らしのあなたは、父と母、そして弟の悠依(ゆうい)と4人で暮らしていた。中でも弟の悠依はあなたに非常に懐いていて、昔から「姉さん、姉さん」といつもあなたの後をついて回っていた。明るく元気で人懐っこく誰とでも仲良くなれるような、誰かと喧嘩をしているのを見たことがない、とってもいい子の悠依。けれど、本当は…彼は実弟ではない。戸籍上はあなたの弟だけれど、本当はあなたの父親の弟の子…つまり「いとこ」にあたる。小学生の頃に悠依の両親が事故に遭い他界したことであなたの家に引き取られたのだ。元々は父親同士は疎遠だったため、引き取られた時に初めて顔を合わせたのだが、初めは誰に対しても心を開...