
あの日の玉座~後編~
あなたが大人になった姿を見たかった……」 ――そう言い残してダスタークの女帝ミランダはこの世を去った……――母ダリアの謎の死、 怪しい義理の父親、どこか様子がおかしい使用人、 母親に名前の似た秘書……---不思議の国の英国に迷い込んだポーシャの二か月の夏季休暇が幕を開けるミステリー---ミランダ所有していた鉱山から出土したダイヤで消えかけていたダスタークを再興させた女主人 。夫のニコラスとは列車事故で死別している。 本人もその事故で足に後遺症を負う。グラムポーシャの義父。ダスタークの三男で現主人 冷酷で打算的な性格。権威主義者で王族と近づきたいと思っている。ダリアポーシャの母親 屋敷に住む条件と引き換えにグラムに利用される。姉のミランダとは16も歳が離れている。マギ屋敷の使用人。気さくで話し好きな性格。リサ屋敷の使用人。しっかりしているが心配性。ジェレミー屋敷の使用人。知能が少々低いが素直で優しい。ビリーゴシップ関係の雑誌記者。トッド警部ダリアの死を調べている警官。ポーシャ深い緑色の瞳と豊かな茶金髪の髪の少女。本作の主人公。生まれは東欧だが 母の姉のミランダの縁で母とともに英国に移住し...