



異世界恋愛ホラーハッピーエンドざまぁ駆け落ち心中リィンカーネーション系
戻ってきたのだ。
還ってきたのだ。
黄泉の淵から、僕に逢いに。
§
ホラズム王国第二王子のリオンは、何かにつけて兄であるエドワードと比較されていた。
無能ではなくとも相対的評価によって無能だとされてしまう事は往々にしてある。
そうした日々を過ごす内、リオンは自信を失っていき、やがて自身の存在意義にも疑念を抱くほど心を病んでしまう。
しかし彼の心を慰撫してくれる者はいなかった。
婚約者であるイザベラにせよ、兄であるエドワードにせよ、両親でさえも。
そんなある日、リオンはクラウディアという平民の娘と出逢う。
二人の白かった関係は、月が次第に満ちていく様にゆっくりと色づいていく。
※
ジャンルとしては異世界恋愛ホラーハッピーエンドざまぁ駆け落ち心中リィンカーネーション系です。
連作というわけではないのですが
「常識的に考えろ」と王太子は言った
「ああ、死にたいな」と王太子は言った
この二作品に続く三作目ということになります。
本編は三章仕立てで、残る章も近日販売させていただきます。
「愛してるよ」と王太子は言った(第一章“太陽”)
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