









「君の熱で、俺の呪いを溶かしてくれ」 触れたもの全てを凍らせる孤独な王子。彼の呪いを解くため解呪師の私が捧げるのは“肌の触れ合い”だった。二人きりの儀式のたびに流れ込む快感に溺れ、彼の氷は私の熱で蕩けていく…。呪いの裏に隠された陰謀に、愛の交わりだけで立ち向かう、濃厚解呪ロマンス。
触れたもの全てを凍らせてしまう呪いにかかった孤独な王子、アリスティード。彼の呪いを解くため城に召喚された解呪師の私は、禁断の治療法を告げられる――それは、肌と肌を直接重ね合わせ、彼の“呪い”を私の身体に受け入れるという、二人きりの“解呪の儀式”だった。
儀式のたびに流れ込む、身を焦がすような痛みと、それを凌駕する強烈な快感。彼の冷たい指が肌を、唇を、そして私の最奥を求めるたび、抗えない悦びの波に溺れていく。
彼の氷の呪いは、私の身体が発する熱と蜜で蕩けていくが――同時に気づいてしまった。彼の呪いは、王位を狙う叔父が仕掛けた、魂まで蝕む邪悪な罠だったことを。
絶望に再び凍てつく彼を前に、私は悟る。
彼を救えるのは、もうただの治療じゃない。私のすべてを懸けて、彼の呪いも絶望も、その身ごと愛し抜くことなのだと。
涙と絶頂の果てに、私は決意する。
「貴方の呪いも、痛みも、愛も……全部、私が受け入れるから♡」◆ヒロイン(名前なし・一人称視点)
街の片隅で暮らす、ごく普通の解呪師。ある日突然、王命により城に召喚される。
触れることで呪いを浄化する力を持つが、その代償として強烈な快感を覚えてしまうため、人と深く触れ合うことを恐れていた。
アリスティードの呪いを解くうち、彼の孤独に触れ、次第に惹かれていく。
最初は儀式の快感に流されるだけだったが、彼を愛し、共に戦うと決意したことで、その身に眠る“光の聖女”としての力を覚醒させる。
◆アリスティード
触れたもの全てを凍らせる“氷の呪い”にかかった美貌の王子。
永い孤独の中で心を閉ざし、運命に絶望していたが、ヒロインの温かい肌に初めて触れ、救いを見出す。
儀式を重ねるうち、ヒロインの献身的な愛と彼女の感じる快感に強い独占欲を覚え、彼女を自身の唯一の光として渇望するようになる。
呪いが解けてからは、抑圧されていた情熱と支配欲が爆発。国を守る気高い王の顔と、ヒロインだけを激しく貪る雄の顔を持つ。本作では、ヒロインの名前や外見描写をあえて明示していません。
読者自身が感情移入しやすい“没入型”構成となっています。ファンタジー / 王子×解呪師 / 溺愛 / 独占欲 / 執着愛 / 純愛 / 魔法 / ハッピーエンド / 中出し / 連続絶頂
A5 / 本文167p / 約45000字(♡喘ぎを含む)
凍てついた王と解呪の口づけ〜氷の呪いは乙女の蜜で蕩かされる〜
ノベル

