










仕事も恋も手放して三年。限界を超えた身体を預けたのは、看板もない隠れ家サロンの無口な施術師——緒方律。触れただけで「大丈夫」の鎧を暴くその指に、白石澪の身体は抗えない。「ここ、ずっと泣いてたんですね」。誰にも見せなかった弱さを、この人だけが読み取る。週に一度の施術が、いつしか身体ごと溺れる夜に変わるとき——三十歳の全身が、初めて本当の快感を知る。
仕事に追われ、身体に蓋をして生きてきた三十歳のキャリア女性・澪。慢性的な肩の痛みに限界を迎えた彼女がたどり着いたのは、看板もない隠れ家サロン——そこで待っていたのは、無口で無愛想な施術師・緒方律だった。
触れただけで全身の緊張を読み取り、「身体は嘘つけないですよ」と静かに暴く男の指先。プロの施術のはずなのに、固く閉ざしていた感覚がほどけるたびに、澪の身体は甘い声を漏らし、熱を帯び、潤んでいく。
「ここ、ずっと泣いてたんですね」
その一言が、三年間「大丈夫」と偽り続けた心の鎧を砕いた。
感じない体質だと諦めていた。誰の前でも力が抜けない自分が嫌だった。——けれど律の手だけが、封じ込めた感覚を一枚ずつ剥がし、「本当のあなた」を引きずり出す。
施術台の上で暴かれる本音。プロの境界線が揺らぐ指先。週に一度、あの手に触れられるためだけに生きる金曜日。——身体が先に恋をした。
触れるだけで全てを見抜く男×感じることを忘れた女。「施術」という名の愛撫が、閉ざされた身体と心をとろとろに溶かしていく、極上の溺愛エステTL。
あなたも金曜の夜、あの施術台に横たわってみませんか?
文字数はハート、濁点など込みで約12978字ほど。
「ここ、ずっと泣いてたんですね」——隠れ家エステの施術師に、身体ごと溺愛されています
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