










物好きな好事家たちへ贈りたい、究極の人間解体と幼児退行。 すべてを忘却し、彼女が完璧な「愛玩具」として完成するまでの背徳なる全記録。
ニンゲンとしての死、モノとしての誕生。
没落の淵に立つ令嬢リリアを買い取ったのは、異常な美の執着に憑りつかれた二人の好事家だった。
屋敷の壁には精巧な自動人形 (オートマタ)たちが飾られ、彼女を物言わぬ瞳で見つめている。
冷徹な調律師ヴィクトールは、鋼のコルセットと拘束具で彼女の肉体を「理想の曲線」へと強○的に固定し、
過剰な装飾を愛するカインは、真珠の枷と宝石の重みで、彼女の自由を物理的に剥奪していく。
二人にとってリリアは愛でる対象ですらない。
内側まで隙間なく「熱」で密閉し、磨き上げ、一生を硝子ケースの中で過ごさせるべき生きた調度品なのだ。
度重なる屈辱的な着せ替え。衆人環視の夜会での展示。そして、絶頂とともに知性を溶かされる過酷な調教。
「ほら、もっと『ちゅうう……♡』っておしゃぶり吸って! 知性を全部、そこから吐き出しちゃいなよ」
かつての矜持高き令嬢は、おしゃぶりを吸い愛の質量に震えるだけの「無垢な赤ちゃん」へと作り替えられていく――。
物好きな好事家たちへ贈りたい、究極の人間解体と幼児退行。
すべてを忘却し、彼女が完璧な「愛玩具」として完成するまでの背徳なる全記録。
【本文 約29000字】
幸福な忘却 〜没落令嬢が二人の好事家に調教され、生きた調度品になるまで〜
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