ノベル 男爵夫人の甘美なご命令を、どうぞ存分にわたくしめへお与えください
「『道具』は使うためにあるんだ。そして我々が正しく使ってやらないといけないんだよ」 冷徹な実業家である夫が妻に与えたのは、かつて彼女が恋した執事。 屋敷の管理から夜の奉仕まで――夫は彼を物として扱い尊厳を奪うことで、妻の心が彼に向く不安を封じ込めた。 排泄と汚濁、○問と快楽。黄金の鳥籠で繰り広げられる、救いなき耽美と狂気の世界をあなたに。ヒロイン台詞一切なし。究極の没入感で贈る、歪愛シチュエーションノベル第3弾。父を亡くし絶望する若き男爵夫人・エリス。 その前に現れたのは、かつて彼女に愛を教えた執事・アランだった。だが彼は、夫であるホルトルーヴ男爵によって、妻を慰めるための「道具」として雇われたのだった。「彼を使って悲しみを癒しなさい」 夫の甘い囁きと洗脳により、無垢な夫人は「支配する快感」に目覚めていく。理不尽な命令、恥辱の奉仕、そして眼前で行われる背徳の儀式。 金色の鳥籠の中、理性を砕かれた執事と、残酷な無邪気さを手に入れた女主人。歪な二人の生活の果てに、アランが選んだ「道具」としての生き方とは――?■本作の特徴ヒロイン(貴女)の台詞は一切ありません。 地の文はアラン(執事)視点、...