
……俺たちの世界は三人で一つだったはずなのに。彼が愛した女を俺が壊し、俺が犯した女を彼が愛す。壊れていくヒロインの喘ぎをBGMに、兄である俺を憎み、それでも俺無しではいられない靖友。そんな彼を俺の闇に引き摺り込み、一生離さないための最悪で最高の狂宴が今、始まる。
生まれた時からずっと一緒だった双子の俺と靖友。
俺は弟の靖友と、幼馴染の彼女のことが大好きだった。なのに、彼女は俺ではなく靖友を選んだ。
大学生になり、靖友が一人暮らしを始めたことを知った俺は、ある夜、隠し持っていた鍵で弟の部屋へ侵入する。そこで目にしたのは、留守の靖友を待ちわびるかのようにベッドで眠る、彼女の無防備な姿だった。
俺は彼女を靖友のベッドで蹂躙し、靖友への背徳的な嫌がらせとして、二人の関係を毒で染め上げていく。
俺のものになった身体と、俺の残した跡。それを知らずに彼女を愛する靖友。
やがて真実に気づいた靖友が壊れ、憎悪と狂気に満ちた「三人だけの地獄」が幕を開ける――。
双子という半身の執着と、愛憎に溺れる三人。
逃げ場のない、ドロドロの泥濘へ堕ちていく愛の末路を、是非その目で確かめてください。
双生の泥濘
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